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機械修理
カーボンシャフト製釣竿を製造するお客様で、本日納期の製品を塗装しなければ、出荷が出来ない状況で、横軸レシプロシャフト塗装機が故障して塗装が出来ない状態に陥っていました。 この塗装機は、親会社である四国のシャフトメーカーが作製を依頼し、支給されているものでした。製造したメーカーが分からず、故障原因はもちろん、修理をどこに依頼すればいいのかまったく分からない状態でした。人間の手では長いシャフトの塗装は不可能で、機械が修理できない限り、納期に間に合わせることはできません。 私には以前、この会社のシャフト研磨機を修理した実績があり、そのことから今回の電話を戴いたのだと思います。お客様をお訪ねして状態を確認しましたが、初めて見る機械で、どうにも手のつけようがないと思いました。しかしながらお客様の困った顔と、何とかしてほしいと言う気持ちが伝わってきました。とは言え、交換用の部品や設計図面、電気配線図はありません。一縷の望みは、お客様が長い間この機械を使ってきた経験があり、機械の動きをきちんと覚えていてくれたことです。 「これに賭けるしかしないな」との思いから、機械のスタートから、終わりまでの全ての動きを説明してもらいました。どの部分で、どんな不具合が生じているのか、お客様と時間をかけて何度もその不具合を再現させ観察しました。果たして故障の原因を突きとめることが出来ました。磨耗したネジが原因でレシプロ装置が滑って正常に動いていなかったのです。しかし問題のネジはシャフト内部に埋め込まれた状態で、機械を一部分解しなければ交換することが出来ません。日頃から機械修理に備えて工具を車に積んでいたことは幸いでした。機械を分解してネジを外して見ると、ちょうど私の工具箱の中にあったネジで応急処置をすることが出来ました。修理完了後、塗装機の試運転をして正常に塗装ができることを確認しました。 製品の出荷時間が迫る中、お客様から「本当に助かりました、どうもありがとうございました」と言って戴きました。
(伊那支店 工業系営業 池上和彦) |
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