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洗浄と乾燥について | 技術相談室 | NCC株式会社 長野 塗料

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洗浄と乾燥について

産業洗浄にはいくつかの洗浄方法や乾燥方法があり、対象となる汚れの種類、または求められる品質によって選び分ける必要があります。

【浸漬洗浄】
 最も一般的な洗浄方法です。洗浄剤の持つ科学的な作用により洗浄を行います。
 また、温度や時間などの条件により、洗浄性が異なってきます。

【超音波洗浄】
 キャビテーション(衝撃波)と呼ばれる現象で油分や異物などを物理的に除去します。
 水系・溶剤系・炭化水素系などの様々な洗浄剤で使用します。表面のキズなどを懸念される
 場合は、超音波の種類や出力などに注意が必要です。

【噴流洗浄】
 洗浄剤中に液流を起こし、その物理的な作用により洗浄を行います。回転洗浄は、小さく
 細かい製品や、薄く張り付いてしまう製品などに使用しますが、表面のキズを懸念される場合には
 不向きです。

【ブラシ洗浄】
 強固な汚れや異物などを物理的に除去したい時に使用します。洗浄対象物が小さく、
 複雑な形状の場合は不向きです。

【蒸気(ベーパー)洗浄】
 洗浄剤を沸騰させて気化した蒸気(ベーパー)で洗浄対象の汚れを除去する方法です。
 一番ピュアな状態の洗浄剤を使用するため、洗浄対象物の表面の清浄度を上げる効果もありますが、
 熱が保持しづらい薄い金属などには不向きです。また、洗浄剤が引火性の場合、防爆仕様が
 必要となります。

【スチーム洗浄】
 水を加熱して蒸気を発生させ、スチーム状になった状態で洗浄を行います。熱の効果が出る
 汚れには有効ですが、強固な汚れには不向きです。

【真空洗浄】
 洗浄槽を密閉して真空ポンプで洗浄槽内の空気を排出し、減圧状態で洗浄を行います。
 製品の細部に洗浄液が浸透するため、精密な洗浄が行えます。

 【脱気洗浄】
 洗浄剤中の溶存酸素を減圧や超音波などで取り除いて洗浄を行います。これにより超音波の
 効果が高まり、洗浄力がアップします。

 また、乾燥方法には以下のような種類があります。

  ・熱風乾燥
  ・エアーブロー
  ・真空、蒸気(ベーパー)乾燥

新たに洗浄設備を導入する場合、洗浄剤の選定や洗浄方法などに重点が置かれますが、
乾燥方法の検討はこれと同じくらいに重要であり、乾燥方法や乾燥時間によって設備全体の
構成が決まる場合もあります。
各洗浄機メーカーにもそれぞれの得意分野があります。また、洗浄・乾燥後にどのような品質を
求められるかにより、洗浄設備の仕様や予算が決まってきます。

NCCは様々な洗浄機メーカーとの取引があることにより、経験や知見に基づいてそれぞれの
お客様に適した洗浄機や乾燥機の選定のお手伝いを致します。

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