ページトップへ

2017/9/11掲載『クリーン環境の管理基準(ものさし)をどのように作ったら良いかお悩みの方へ』 | 技術相談室 | NCC株式会社 長野 塗料

メルマガに掲載されたお役立ち情報

記事検索

2017/9/11掲載『クリーン環境の管理基準(ものさし)をどのように作ったら良いかお悩みの方へ』

クリーン環境の管理基準(ものさし)を定めていますか?

「これまで問題にならなかった100μm以下の異物を管理する必要が出来てきた…」
「10μmの異物が不良原因となり、10μmも管理が必要だ…。」
など、これまで問題視されていなかった粒子の管理について
これからどう管理を始めれば良いか、管理方法についてお悩みの方へ管理方法についてご提案します。

クリーン環境の指標として初めに思いつくのが清浄度クラスの規格である
ISO14644-1;2015やFED-STD-209などの”微粒子の規格”です。

この規格は、空間で浮遊している粒子が均一に分布している前提の規格になります。
これに対して、10μm以上の粒子は落下速度が大きく、発塵後気流に運ばれながら床面などに
落下して堆積します。このような大きな粒子は微粒子と一緒に発塵するため、発塵箇所は
微粒子測定で確認する事が可能です。しかし、堆積してしまうと人の動きや気流で舞い上がるため、
空気中の微粒子と違う挙動をする事が多く、付着塵の原因となって不良につながります。

このような堆積塵の付着も含めて管理できる指標として
粒子濃度による表面清浄度の分類【ISO14644-9】が制定されています。

空気清浄度の分類【ISO14644-1;2015】と
粒子濃度による表面清浄度の分類【ISO14644-9】の違いについて

浮遊粒子の場合は、単位体積当りの粒子数が規格となっていますが、
表面清浄度は最終的な表面への付着粒子数を単位面積で規定した規格となります。
堆積時間については規定されていませんが、表面に付着する粒子を管理する場合は、
時間に依存して増減するので測定時間を環境に合わせて規定する必要があります。

例えば、実際の組み立て作業に8時間掛かる場合は、サンプリング時間を8時間にし
付着塵の管理を行なうなどです。

表面清浄度を指標とする場合に「落下塵カウンター」はとても有効なツールとなります。
浮遊粒子の推移と落下塵の推移をモニターする事で、クリーンルームの性能管理と
実際の工程における付着塵の管理を行なうことが出来ます。

浮遊粒子だけでは無く、実際に製品に付着する落下粒子(落下塵)の管理を行なうことで
これまで見えなかった不具合点などが表面化し、工程改善のきかっけになるでしょう。

記事一覧|メルマガに掲載されたお役立ち情報