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2017/1/23掲載『クリーンブースとクリーンルームの違いをご存知ですか?』 | 技術相談室 | NCC株式会社 長野 塗料

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2017/1/23掲載『クリーンブースとクリーンルームの違いをご存知ですか?』

製品の小型化や顧客要求(高信頼性、高品質)などで、これまで問題にならなかった
ゴミ不良の対策が必要になり、クリーン環境の構築を検討される機会が増えているのでは
ないでしょうか?

クリーン環境と言えば、クリーンルームやクリーンブースとなりますが、
構造や方式もさまざまで、何を選べば良いのか迷って“業者任せ”になってしまう
ことはないでしょうか。

今回は、ぜひ知って頂きたい“まめ知識”として、クリーンブースとクリーンルームの
違いについてお話しさせて頂きます。

クリーンルームはその名のとおり、部屋を作ります。基本的には正圧(陽圧)にして
外部からのゴミの進入を防ぐ構造にします。空気を循環させる構造が基本ですので、
温湿度のコントロールも効率的に出来ます。
クラス100000まで、ある程度の指針がJISで規定されています。

クラス1000~100000のクリーンルームは希釈による清浄化メカニズムのため、
換気回数で定義されています。施工時には換気回数を確認しましょう。
換気回数を計算する際の注意点としては、フィルターユニットからの吹出し風速が
最大0.5m/sec以上にならないようにする事をお勧めします。
吹出し風速が強い場合は、気流の乱れが大きくなる事を考慮する必要があり、
ゴミの舞上りが起きないようにするなどの工夫が必要になる場合があります。

クリーンブースは、クリーンルーム内の一部を更にクリーン化するために開発され
局所クリーン用途で始まりましたが、クリーンルームまでの環境は必要ない、
作業する箇所だけゴミ対策をしたい、コストも抑えたい、と言ったニーズに応えて
進化してきています。

但し、一般的なクリーンブースの構造は、ALフレームなどをシートで囲い
フィルターユニットを取り付けたものですので、あまり大きな物は却って割高に
なってしまうことや、空調の設置が出来ないので、発熱量(人員、設備など)が多いと
作業に支障が出るくらい室温が高くなる事があり注意が必要です。

また、フィルターユニットから出た空気をそのまま外部に流す気流を作る場合が多いので、
フィルターユニット直下の綺麗な空気を導き、有効活用するレイアウトが大切です。

クリーンブースでもパネル式で完全に気密を確保し、正圧化が可能な状態につくることもできます。
この場合は、空調も設置可能でクリーンルームと同じだと考えて良いでしょう。

クリーン環境の構築でどうすれば良いかお悩みの場合はNCC生産環境クリーン化事業部
までお問合せ下さい。

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