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2017工業ペイントショーin信州を開催いたしました講習会報告 | NCC株式会社 長野 塗料

講習会報告

2017工業ペイントショーin信州を開催いたしました

2017年11月10日(金)「2017工業ペイントショーin信州」を開催いたしました。
今回のテーマは、工業塗装の未来を考えるvol.2「感じた未来をつなぎ合わせる2017年」とし、
塗膜メーカー(塗装・加飾加工業)様、塗料メーカー様、塗装機メーカー様 全30社に出展いただき
未来へのヒントを導き出す技術展示会を開催致しました。
250名を超えるお客様にお越しいただき、大変大賑わいで終えることができました。
ご来場いただきました皆様、心より御礼申し上げます。

 

まずはオープニングセレモニーより
司会進行に塗料報知新聞社「塗布と塗膜」編集長 藤井 謙二郎氏を迎え、
日本工業塗装協働組合連合会 会長 髙橋 正氏、
タクボエンジニアリング株式会社 代表取締役 佐々木 栄治氏、NCC株式会社 代表取締役 原田 学
によるトークセッションを行いました。
テーマは「「工業塗装」がモノづくりの最先端であるために、未来へのヒントは”横のつながり”
今、ここが新たな出発点。」です。

冒頭弊社原田より開催にあたり目的と思い

 


昨年開催の「工業塗装の未来を考えるvol.1」では業界の閉塞感を感じることはなかった。しかしお客様からは未来のある業界ならばなぜ業界に特化した展示会がないのだろうか。メーカーの開発担当者様からは、知られていない新技術や開発中のものがたくさんあふれているが、世に出すのは難しく留め置いているものがある。そうした状況の中、なぜその情報をお客様とメーカー様をつなぐ我々がつなぐことができないのか。つなぎたいという一心で、我々ができる範囲で挑戦しようという思いで開催に至りました。

佐々木社長:現在の課題とテーマ今後の将来図

 


塗装ロボットが日本に入ってきて40年弱、ほとんど変わっていない。それは、塗装のできる人が塗装やティーチングを行う。そこが自動化されていないがために、新しく塗装を始めようとロボットを導入してもできる人しかできない。それが最大の課題である。克服するためにティーチングアシストを開発しており2020年にはその90%が完成する予定である。あらゆる塗装がある中で、どこまで誰でも使える装置を開発していくかは我々メーカーのテーマである。

髙橋会長:工業塗装におけるつながりの考え方

 


塗装を花形職業にしたいという思いがあるが、どうしても会社>塗装と見られがちである。そのため「横のつながり」で広く交流を深めてそれぞれの会社がレベルアップできるような形にしていくと社会・業界に認めてもらえ成長していけるのではという言う思いがある。これから先も日本でのものづくりは終わらない。そのためこの業界に多くの人が入ってきてもらえるように改めて"つながる"を意識したい。工塗連としては塗装業は中小企業の集まりなので、業界団体として取り組みを行政やメーカーにアピールしていきたい。

 

「未来への工業塗装業界について、各団体が他の団体へ期待することは何か。」

>>>タクボエンジニアリング 佐々木社長
自動車業界を例にとれば、世界で戦う親会社の為に自社の利益だけでなく親会社が世界で勝てる方法を一緒に考えていかなければならない。日本の技術は世界の中でも進んでいると思われがちだが相当遅れていると考えている。人は確かに優れているが、世界に10年以上塗装をしている人はいない。他の国がどう世界で戦っているか。それは近代兵器である。どんな機械があるか知ってるだろうか。一番重要なのは「情報」である。情報をいち早く得るということをしてほしい。塗装業者は「塗膜メーカー」にならなければ工業塗装で生き残ることはできない。高いか安いかだけの判断は不要。生き残る為の手段としてどこにどんな情報があるか知る必要がある。情報を得られる場所を今後もNCCには期待をしていきたい。

>>>工塗連 髙橋会長
メーカーが開発した製品の経緯や思いのアピールが少なく製品の良さがはっきり分からないことがある。近代兵器を取り入れるにあたっても、現状を維持すると言う事は難しい。だから、まずはどういう思いで作ったのかメッセージの発信をしてほしい。工塗連には、他社がどんな塗装機器を導入したのか、この製品を塗装する為にはどんなラインを入れたらいいのか知る機会がある。ただ、それはまだまだ少ない。だからこそ、横のつながりから情報を得て、全国から工業塗装を皆で一緒にやっていこうと思ってもらい、賛同できる会社に集まっていただきたい。

>>>NCC 原田
我々は流通として、塗料メーカーであり時には顧客でありと大変使命感を感じる。どんな戦略兵器もどこで何に使うのか、「人」「モノ」「お金」で地域、場面にあったコーディネーションを一緒に考えていかなければならない。日本は「捨てる」ことができない。過去を過去としていかに活かせるか戦略兵器を流通の立場で与えていくことが重要である。メーカーの地域特性ではなく、幅広い視野を持って技術を広めていってもらいたい。塗装業者に開発部隊が無いのであれば、我々が橋渡しとなって開発部隊の応援団になっていく。壊し、つなげる作業は今後もやりがいを感じるところがある。

>>>塗料報知新聞社 藤井様
メディアとして「情報」を伝えるお手伝いを今後もしていきたい。塗装業界へ伝えるべきことを受身ではなく自ら動くという姿勢で知恵のつながり、人のつながりを作っていく役目を改めて感じた。分野を超えてお互いの信頼を高め合う場所が増えていけばいいなと思います。

お聞きいただきました皆様には、改めて”つながる”大切さを感じていただいたことと思います。

この後、出展企業による講演会は第7部構成にて行われました。

タクボエンジニアリング株式会社
「ティーチングアシストソフトの開発について」

大豊塗料株式会社
「高輝度特殊仕上げ塗料の開発について」

フロントクロス株式会社
「接着技術の意義と役目。オンリーワン技術」

旭サナック株式会社
「SUNAN-LOGGERによるIoT化構想」

ナトコ株式会社
「自己治癒クリヤーや防曇コートの塗膜開発」

株式会社桂精機製作所
「高効率加熱システムと廃熱回収再利用」

信州大学 繊維学部
「機能性塗料開発の方向性」

毎講演席が満席になるほど多くの方にお聞きいただくことができました。

各ブースもそれぞれ工夫を凝らし展示いただきました。
ブースは一日中大賑わいで興味をもっていただける内容となりました。
メーカー担当者と直接お話しいただける機会となりました。

大伸化学株式会社
「塗膜品質はシンナー。ヒントは現場に」

泰栄産業株式会社
「異彩を放つ意匠性塗料」

フジゲン株式会社
「最先端塗装技術と木工の匠の技が融合」

川添工業株式会社
「一線を越える加飾技術の提案」

株式会社トップ工業
「落下ゴミ対策から生まれた”SHU-HEI”」

長野ドライルーブ株式会社
「特殊加飾+UV印刷/レーザー彫刻」

 

「2017工業ペイントショーin信州」を終え、ご来場いただきました皆様には、多岐に渡る技術を触れる良い機会になった業界をもっと知って行きたい、今後も情報を得られる場を継続していってほしい、
などと多くの声をいただきました。普段見ることのできない技術情報や普段使用している製品を深く知る機会になり”つながり”の場に貢献できたことを実感し弊社としても大変嬉しく感じております。

今回のペイントショーが今後のビジネスへのつながりや各業界への橋渡しとなり皆様のお役立ちになっていただければ幸いでございます。NCCではこれからも情報発信、業界発展に努めてまいります。

 

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