クリーンルーム
効果的なクリーンルーム清掃方法
クリーンルームの清掃について、まず認識しなければならないことは
「清掃作業そのものが汚染行為になる可能性がある」ということです。
方法、用具、手順など、どれか一つが間違っていても汚染の原因となってしまうことを認識しましょう。
清掃方法としては、真空掃除機によるバキューム+純水による拭き清掃が基本になります。
真空掃除機は、セントラル方式かHEPA・ULPAフィルター内蔵のクリーンルーム用掃除機を使用します。バキュームは、比較的大きな粒子を取り除く方法といえるでしょう。
拭き清掃は、水で濡らしたワイパー・モップを用いた清掃で、残存する小さな粒子の除去に対応します。ここで使用する水は純水を準備し、汚れ水での汚染を防止するため頻繁な交換をお奨めします。
必要に応じて洗剤を使用する場合も、クリーンルームで使用可能なタイプを選定し、
最終的に純水で十分に拭き上げることが必要です。
基本的には上部から下部へ、奥から手前へ、狭所から広所へという順番で行います。
拭き方も常に一方向に、1ストロークで行うことで再汚染を防ぐことができます。
いずれにしても、清掃作業は無用な発塵を極力抑えるために静かに行い、
汚れた資材の使用を避けるため必要資材は余裕を持って準備しましょう。
ここでワンポイント!!
『清掃後の資材の汚れ具合を観察することで、装置などからの発塵状況がわかります。』
クリーン化技術|クリーンルーム
- クリーンルーム関連規格 ISO14644-1と14644-9の関係について
- クリーンルームにおける異物不良対策【クリーン化四原則編】
- クリーンウエアの種類と管理方法
- NCCはクリーンルームの清掃事業をやっています。
- クリーンルームの床清掃が重要な理由
- お奨めのクリーンルーム清掃用具(資材)
- 効果的なクリーンルーム清掃方法
- クリーンルームの清掃は3種類に分けられます
- クリーンルームの清掃と他の掃除との違いは?
- クリーンブース選定のポイント
- 粘着マットの正しい使い方
- エアシャワーの正しい使い方
- エアシャワー選定のポイント
- エアシャワーの使用目的
- クリーンルームの四原則
- 1. クリーンルームの四原則『 持ち込まない 』
- 2. クリーンルームの四原則『 発生させない 』
- 3. クリーンルームの四原則『 堆積させない 』
- 4. クリーンルームの四原則『 除去(排除)する 』
- クリーンルーム管理の四原則+1