塩素系溶剤の特徴と安全性

塩素系溶剤は油分の溶解力が高く、他の有機溶剤系洗浄剤と比較して安価な洗浄剤です。
水に不溶で引火点はありません。

不燃性のため容易に蒸留再生ができるので、リサイクルが可能です。
蒸気洗浄をすることで清浄度と乾燥性をアップすることができます。
乾燥のために乾燥炉等は必要なく、設備費用も比較的少なく済まされます。

主に金属加工分野のプレス油や切削油の除去、光学レンズ関係に使用されることが多い洗浄剤です。

塩素系溶剤は、製造、使用、廃棄等について種々の法規制がありますが
使用することは禁止されておりません。
正しく使用すれば今後も使い続けることができる洗浄剤です。

安全性につきましては、種類により有機則(有機溶剤中毒予防規則)第1種または第2種に該当します。
高濃度で暴露すると発がん性の疑いがある物質が多く、人体や自然に及ぼす
影響も大きいので、作業環境基準の遵守や保護具の着用が必要で、
使用にあたり局所排気装置を設けることも必要です。

保護具もただ着用するだけでは意味がありません。
使用者の健康と生命を守るものですので、正しい使用方法を身につけておくことが重要です。

また、水質汚濁防止法も遵守し、漏洩時は地下浸透や河川への流出を避けなければなりません。

使用する場合は、PRTR法に該当するため、従業員数や使用量により
各自治体へ年間の排出量の届出が義務付けられています。

洗浄技術|洗浄剤について

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