フッ素系洗浄剤を使った洗浄方法

オゾン層を破壊する第一次世代フロンが全廃された後、フロン代替製品、HCFC・HFCなどの第二世代、第三世代フロンが使用されています。しかしながら、京都議定書以降、地球温暖化問題に関心が集まり、温暖化の寄与の少ない製品に関心が集まっています。フッ素系洗浄剤であるHFE系製品はそのような背景から生まれました。

フッ素系洗浄剤の特徴としては、不燃性で人体に対する安全性が高く、乾燥性・浸透性に優れ、樹脂製品などへのケミカルアタックが極めて少ない洗浄剤です。また蒸留再生をしながら使用することができリサイクル使用可能です。

 

使用用途

① 精密部品の除塵洗浄

 精密部品の除塵は塵埃を嫌う製品に対し、浸漬超音波洗浄で付着した塵埃を製品から脱落させ仕上げにベーパー洗浄・乾燥させ洗う方法です。この際、フィルトレーションと蒸留再生を組合せ洗浄液の清浄度を維持していきます。

② 水や炭化水素洗浄剤の置換・リンス・乾燥

水や炭化水素洗浄剤の置換・リンス・乾燥剤として用いられることもあります。光学部品などは水系洗浄剤+純水で洗浄後、製品に付着した水滴を除去しなければなりません。この際にフッ素系洗浄剤を使用し、浸漬超音波洗浄+ベーパー洗浄・乾燥することで、製品表面に付着した水滴を置換し乾燥させることにより水ジミの発生を防ぐことができます。

また、近年では炭化水素洗浄剤で洗浄した製品の乾燥工程として、表面に付着した炭化水素洗浄剤をフッ素系洗浄を使用し、水置換させ洗浄・乾燥させることで乾燥時間の短縮や品質向上、設備コストを抑える洗浄方法も確立されています。

 

③ 金属切削加工・プレス加工部品の脱脂洗浄

金属切削加工・プレス加工部品の脱脂については、高い溶解性を持つフッ素系洗浄剤を使用し、浸漬超音波+リンス洗浄+ベーパー洗浄・乾燥することで高い洗浄効果を発揮します。

この方法は、炭化水素真空ベーパー洗浄・乾燥機と比較し、洗浄設備の導入コストを抑えることができ、尚且つ洗浄時間の短縮が見込めます。

 

フッ素系洗浄剤にご興味のある方は、弊社洗浄技術ラボにて洗浄テストを受け付けております。お気軽にご相談下さい。

洗浄技術|洗浄方法について

ページトップへ