塗料とシンナーの相溶性について

塗料を希釈するシンナーは塗膜品質に大きく影響します。

そもそも、どうして塗料の種類ごとにシンナーが設定されていると思いますか?実は、塗料成分とシンナーの成分が反応して凝集反応が起こったり、樹脂によっては限られた溶剤でしか溶解しないケースもあります。

例えば、ウレタン塗料の硬化剤成分であるポリイソシアネートは、アルコールと非常に相性が悪く凝集反応します。ラッカーシンナーや静電シンナーには一般的にアルコールが使用されていますので、ウレタン塗料には使用できないということになります。

また2液のエポキシ塗料にもポリイソシアネートが使用されているケースが多く、同様のことが言えます。逆に1液のエポキシ塗料については、アルコールやグリコールが入っていないと全く溶けないことがあります。

つまり、どんな塗料にでも溶解する都合の良いシンナーは存在しないということです。場合によっては塗装クレームに繋がることですので、塗料とシンナーは常にセットで考えることが重要です。

塗装技術|シンナーについて

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