静電塗装におけるシンナー選定の重要性

俗に言う「静電用シンナー」とは、電気抵抗値の高い塗料を、静電塗装の効果が得られるように電気抵抗値を落とすためのものです。

塗料の電気抵抗値は100MΩ以上あるのが一般的ですが、通電性の良いカーボンを使用している黒色などの塗料は10MΩを下回るケースも稀にあります。静電塗装において、シンナーの選定は極めて重要です。何故ならば希釈した塗料の電気抵抗値が、塗着効率や入り込み・外観品質を決定させるからです。

物体に電気が貯まる量は電気抵抗値に大きく左右されるため、低すぎても高すぎてもよくありません。そこで塗料の電気抵抗値をシンナーで補正し、最適な抵抗値にする必要があります。最適な抵抗値にすることで塗着効率や微粒化が改善されます。

塗料の電気抵抗値は一般的に20MΩ~100MΩ位が適していると言われています。「静電用シンナー」は何でも同じではなく電気抵抗値がそれぞれ違うので、最高の外観品質と塗着効率を得たいのであれば、塗料や被塗物・塗装機などにマッチングした静電用シンナーを塗装に使用することが重要です。

NCCでは静電塗装の条件出しを実施する際、電気抵抗値を計測しながらお客様の塗装環境にマッチしたシンナーを選定しています。

塗装技術|シンナーについて

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