業界に関する法規制
ノンフリート等級別料率制度改訂を発表
三井住友海上火災保険は5月18日、始期が今年10月1日の契約から、
自動車保険のノンフリート等級別料率制度を改訂することを発表した。
具体的には人身事故・対物事故・自損事故など3等級ダウンの事故を起こした契約者は、
事故1件につき、次回契約更新時から3年間は割引率が低い『事故有係数』が適用される。
また、火災・盗難・飛び石・落書きなど、これまで等級据え置きとされていた事故については、
事故1件につき1等級ダウンのうえ、次回契約更新時から1年間、割引率が1/3前後低い
『事故有係数』が適用されることになる。
三井住友海上では、同時に保険料水準見直しも実施。
その結果、保険料は全体的に若干引き上げられるという。
自動車保険料の支払い保険金が年々増加するなかで、東京海上日動火災保険は三井住友海上同様、
中期経営計画で今年10月にノンフリート等級別料率制度の改訂を明言した。
損害保険ジャパンと日本興亜損害保険は2011年度決算報告で言及するなど、
損保各社が収支改善に向けてこの動きに同調することは確実な情勢となっている。
≪ノンフリート等級とは・・・無事故割引のことで、無事故を続けるドライバーほど保険料が安くなり、
逆に事故を起こしたドライバーは保険料が高くなるようになっていることです。≫
小さい修理で保険を使うと保険料が上がってしまいます。
自分で支払った方が安く済むことが多くなるので
保険を利用しない直需のユーザーが増えるかもしれません。