中小工場の現場視点で目指すは「洗浄不良ゼロ」

…洗浄作業に取り組む現場に、こんな課題を抱えていませんか?
洗浄の不良率が高いので改善したい
自動化で効率を上げたい
使用する洗浄剤の環境対応をしたい
新しい洗浄剤を試してみたい
既存の機械をうまく活用したい
色んな洗浄剤と洗浄方法を試してみたい

 

モノづくりの工程に欠かせない洗浄(脱脂)は、仕上がりの品質を大きく左右します。洗浄が十分でなければ不良率が高まり、効率面でもコスト面でも経営に大きな負担をかけてしまいます。商社としての幅広いネットワークと独自の洗浄ラボをもつNCCは、「洗浄不良」をなくす技術提案によって現場の困りごとを解決します。

 

 洗浄液と洗浄機のベストマッチを
 自動化、環境配慮が気になる方へ
 気軽にお使いいただける洗浄ラボ
 日々の不良を改善します
 機械のアフターケアもお任せ
 

 

洗浄システムの提案

ワンストップで洗浄液と洗浄機のベストマッチを生み出す

いかに洗浄工程での不良をなくしていくか。そのためには、洗浄するモノの素材、形状、付着している汚れによって、適切な洗浄剤や洗浄方法の組み合わせを設定する必要があります。NCCは、お客様がもつ洗浄機、機器の設置スペース、タクトタイム(作業時間)やニーズを把握したうえで、「洗浄不良ゼロ」を目指した「洗浄液」「洗浄機」「洗浄方法」のベストマッチをご提案します。

商社のNCCが、なぜこうしたご提案をできるのでしょう。実は、商社だからこその強みがあります。

NCCはこれまで多くの工場に、洗浄液と洗浄機を納入してきました。分野は自動車部品から電気電子関連製品の各種金属加工、樹脂製品、プリント基盤、レンズやガラスの加工をはじめとする工業製品全般におよび、洗浄機械については製作も手がけています。洗浄液も洗浄機も多数のメーカーと取引をしているため、特定のメーカーに限定せず、幅広い選択肢から最適な組み合わせを選ぶことができるのです。

最適な洗浄システムをご提案

主な取引先はこちら

  

最新動向が気になる方へ

自動化、安全、環境配慮…現場に求められる3つのキーワード

今日、適切な洗浄方法を考える際に特に気をつけるべき点は3つあります。「自動化」「安全」「環境配慮」です。厳しい価格競争にさらされている現場にとって、自動化に伴うスタッフ削減によって生まれるコスト効果は無視できません。また最近は、作業スタッフの安全確保や地球環境への配慮から、塩素系溶剤やフロンを放出するフッ素系溶剤の使用を見直す動きが強まってきました。金属の洗浄なら炭化水素系溶剤、光学製品なら臭素系溶剤といった形での代替が進んでいます。

NCCではこうした最新情報をいち早く把握しつつ、お客様が個々の現場で抱える課題を踏まえたご提案を心がけます。

<現場のテーマにお応えします>
自動化によるコストダウン
作業スタッフの安全確保
環境に配慮した溶剤選び

 

<溶剤の種類と環境に及ぼす影響>

オゾン破壊係数ODPの例 (CFC-11を1とした場合)

HFE(ハイドロフルオロエーテル)

0

HFC(ハイドロフルオロカーボン)

0

HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)

0.11~0.03程度

塩化メチレン

0.0007

トリクロルエチレン

0.005

パークロルエチレン

0.005

臭素

0.013~0.018

IPA(アルコール類)

0

0

炭化水素

0

 

地球温暖化係数GWPの例 (CO2を1とした場合の100年値)

HFE(ハイドロフルオロエーテル)

320~540程度

HFC(ハイドロフルオロカーボン)

1610

HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)

370~630程度

塩化メチレン

9

トリクロルエチレン

5

パークロルエチレン

臭素

0.31

IPA(アルコール類)

なし

なし

炭化水素

なし

 

 

気軽にお使いいただける洗浄ラボ

地元密着ならではの迅速な対応、多様な洗浄剤のテストも可能

NCCグループである㈱オーセンアライアンス内に「洗浄ラボ」を設置して、お客様の洗浄テストにご活用いただいています。

NCCの洗浄ラボがもつ特長の1つは、地元密着の利点を生かし、長野県内の企業に対して迅速な対応が可能なこと。テストまで1カ月お待たせするなどということはなく、1回の実験ならたいてい当日中に結果をお出しできます。

もう1つの特長は、洗浄機の充実した装備です。5槽式超音波洗浄機、シャワー洗浄機、蒸気洗浄機(ベーパー洗浄機)、卓上超音波洗浄装置を備え、多様な洗浄テストに対応します。超音波洗浄機やシャワー洗浄機では、塩素系、臭素系、炭化水素系、アルコール系、水系、準水系などあらゆる種類の洗浄剤を使用できます。脱脂洗浄のテストでは、洗浄後すぐブラックライトを当てた残留油分のチェックを行えるなど、多額の費用をかけずに検証する方法も用意しています。

実際の洗浄物を使い、洗浄条件を設定しながらテストを繰り返すことで、適切な洗浄剤、洗浄機の設計方針、洗浄方法の選択が可能になります。洗浄ラボでは新規の洗浄提案から洗浄剤の見直しまで、あらゆるご相談に対応いたします。

洗浄ラボに装備している5槽式超音波洗浄機
▲洗浄ラボに装備している5槽式超音波洗浄機(左・右下)。 
洗浄後はブラックライトを当てた簡易なテストで効果を検証できます(右上)

  

日々の不良を検証・改善

洗浄不良をなくすため、中小現場の困りごとに迅速対応

洗浄作業に携わる現場のご担当者にとって最大の悩みは、汚れをうまく落とし切れない状態です。しかも、コスト削減への要請、環境配慮への対応など、現場に課せられる要求は多様になっています。

しかし、多くのご担当者は日常業務に忙殺され、最新情報を入手したり、最適な洗浄方法を工夫したりする作業に時間をかけられません。薬品メーカーからサンプルをもらったのに、自社内でテストする余裕がないこともあるでしょう。社内に洗浄専門スタッフがいない中小企業では特に、日々生じる困りごとの相談先もなく頭を抱えていらっしゃいます。

NCCのスタッフは、そんなご担当者の皆様に代わって洗浄現場の現状を検証し、改善提案をいたします。不良が発生した場合には洗浄ラボで原因を究明し、解決策を導き出します。

多様な検証方法が可能な洗浄ラボをもち、地の利を生かしたスピード感で素早く対応できるのが、長野県で地域密着の活動を続けてきたNCCの強み。「中小企業にとって、こうしたサービスは助かる」と、お客様からも好評です。

<お客様への聞き取りシート>

▼作業の内容や環境を細かくヒアリングし、それぞれの洗浄現場の状況に応じた改善案をご提案します

現在使用している洗浄液

トリクレン/塩化メチレン/パークロールエチレン/炭化水素/臭素/その他

ワークの材質

鉄/アルミ/銅/ステンレス/黄銅/燐青銅/亜鉛/樹脂/その他

ワークの形状

棒/円盤/円柱/平板/球/パイプ/フープ/袋穴あり/その他

付着している汚れ

油性加工油/水溶性加工油/バフ粉/ほこり/バリ/切粉/その他

洗浄時期

プレス後/切削後/成型後/熱処理前・後/塗装前/メッキ前/組み立て前/検査前

現在の洗浄時間

全自動(1サイクルの時間)/半自動/手動/その他1日当たりカゴ処理数

現在のシステム

浸漬/超音波/揺動/シャワー/蒸気/手洗い/その他洗浄層数

バスケットサイズ・重量

 

設備更新の予定

新規購入(予定時期)/改造(予定時期)

予算

 

代替検討の目的

作業環境の改善/ISO関連への対応/グリーン調達対応/安全性向上/洗浄性向上

 

 

機械のアフターケアもお任せ

日頃の管理アドバイスや修理まで。機器設計へのフィードバックも

NCCは洗浄機を納めた会社に対し、機械のメンテナンスや不具合点検も実施しています。洗浄機の維持管理についてアドバイスするほか、何か問題が発生した際にはメーカー頼みにすることなく、NCCのスタッフが駆けつけます。

工場によっては、以前導入した機械を使わずに放置していることもあるものです。そんな場合には、なぜ使っていないのか、どこが使いにくいのか、洗浄物と洗浄剤の組み合わせは適切だったのかなどを検証し、使えるように機械を手直しすることも。

また、メンテナンスを通して得たノウハウは、新しい洗浄設備の設計に反映させています。メンテナンスしやすいような配管の設定、洗浄液が残りにくい形状のデザイン、修理時に手が入るような機器配置、洗いやすいアール形状の設定など、日頃の整備を行いやすい設計に結びつけるのです。

洗浄方式の設計からメンテナンスまでトータルに手がけることによって、使いやすい洗浄システムの提案が可能になります。NCCにご相談いただけば、洗浄にまつわるあらゆる内容にお応えできる。商社ならではのそんなワンストップソリューションのご提供を、私たちは目指しています。

洗浄に関するお問合せはコチラ

ページトップへ