塗装治具『ハンガー』とは?

塗装治具のハンガーとは、設計通りの塗装を行うために、ワーク(塗装される物、被塗物)を吊るしたり、固定をしたりする治具です。

自動車等の工業製品から住宅設備機器、産業機器、建設機械の部品などのあらゆる身近な物を塗装するときには、ワークの材質や塗料の種類、塗装方法、仕上げ方法を考慮して、最適な塗装治具を用意する必要があります。

塗装用ハンガーの材質には一般的に鉄が使われます。
ハンガーに吊るして静電粉体塗装を行う場合、塗装治具の通電を確保しなくてはなりません。
塗装後、ハンガーに付着した塗料はショットブラスト(投射材と呼ばれる粒体を加工物に衝突させ、ワークの加工等を行う手法)や、塗料剥がし剤(塗料剥離剤薬品)等を使って剥がし、洗浄等を行ったうえで再度使用することが出来ます。

 

特徴

フック等が付け替え可能な多彩さ

弊社でお勧めしている物は、フレームやフック等がすべて溶接された一体型ではなく、フック等のアタッチメントを取り替えられることが特徴のものです。

そのため、幅広い目的にも柔軟に対応可能となります。

また、フック等のアタッチメントを取り替えて使えるので、1台のハンガーを使い回して様々な塗装が行えるのも特徴の1つです。

多種類のハンガーを用意しなくて済むので、保管コストを削減することができ、フックやアタッチメントが折れたり、曲がったりなどの破損してしまった場合はフックやアタッチメントだけを取り替えればいいので経済的です。
塗装後に塗料を剥がす際にも、フックやアタッチメントの塗料を剥離するだけで済むため、手間が省けます。

 

選定ポイント

用途に合わせて選ぼう!

塗装治具のハンガーを選ぶ際には、塗装方法(静電塗装、粉体塗装、電着塗装、カチオン塗装等)や塗布面の材質や形状に合っているかどうか、必要な耐熱温度をクリアしているかどうかをチェックすることが大切です。

また、設計通りの塗装を行うために、ワークの最適な吊るし方や固定方法を検討する必要があります。

※「言っていることはわかるけど、それでもわからない・・・」や、「どんな風にしたらいいの?」などのご相談をいただければ、納入実績も多数ありますので最適なハンガーや方法などをご提案させていただきます。

 
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