撹拌はプロペラから遠心力へ!「C-Mix」

羽根がない遠心撹拌体

 遠心力で流れを発生させて撹拌する、今までの撹拌常識を覆す遠心撹拌体が「C-Mix」です!

羽根がなく安全!ですが、立体的な撹拌流でよく混ざり液面に渦が出来ず泡が立たない優れものです!

 

 

遠心撹拌とは?

 

この「遠心撹拌」という新技術。

塗装現場における"お困りごと"を"解決したい"と試行錯誤を繰り返し、やっと辿り着いたのが遠心撹拌という新しい撹拌方法だったのです。

まったく新しい技術なので、とにかくデータがない・・・ということで、埼玉大学の協力を得て、数々のエビデンスを取得することができました。その中でも特にお伝えしたいのが、次の2点です。

 

「均一性」に関して分かったこと

C-Mixが回転し、横の穴から噴流が放出され、その噴流が流体に振動を与え混ざります。

流体はその後槽の壁面に沿って底面の隅にまで到達、底面上を中心付近まで移動した後、再び吸入流に吸い込まれ、C-Mixに帰るように循環され、槽内全域が隅々まで均一に撹拌されることがわかりました。

 

吸い上げに関して分かったこと

上昇流の強さは、C-Mixの方が羽根タイプの撹拌期よりも強いことを確認できました。

羽根の場合、上下両方向から吸入されますが、吸入の力はC-Mixに比べ弱いものでした。

C-Mixは強い吸入と放出される噴流によって広い範囲での循環が作られることにより槽内が撹拌されます。

こうした研究結果から、きちんとした撹拌が可能であることが証明されました。

 

羽がないことのメリット

  • よく混ざる

C-Mixが回転することで生まれる旋回流と、下から吸い上げる吸入流が同時に発生するので、容器の中の液体が上下入れ替わり、立体的な撹拌流が生まれます。

容器の隅々まで液体がよく動き、均一な撹拌が実現します。

 

  • 低せん断

回転体に突起物がないので、液体の含有物をせん断したり、痛めたりすることなく、均一に混ぜることができます。

たとえば、おしるこを作る時に、ふっくら炊けた小豆を潰さずに砂糖と混ぜることができる・・・というシーンを思い浮かべていただくとイメージしやすいでしょうか。

また、羽の回転による摩擦熱も起こらないので、液体自体の温度の上昇を抑え、塗料の劣化を防ぎます。

 

  • 空気が入らない

回転時に空気を巻き込まないので、塗料に空気が入らず気泡による塗装不良の軽減に貢献します。

また、高速回転することで発生するマイクロキャビテーションにより、気泡=泡が発生することがありますが、低速回転で撹拌するため、キャビテーションが発生しにくく、気泡による塗装不良の発生低減に貢献します。

 

  • 安全

羽がないので、万が一、撹拌中に回転体と接触しても安全です。

また、槽内面への接触による削れ等を防ぎ、異物不良が発生しにくくなります。

 

  • メンテナンスしやすい

シンプルな構造なので、使用後は洗浄液の中で回転させるだけで、回転軸や穴の溝までキレイになります。

 

採用事例

  • 大手自動車メーカー様の例

【問題点】

・現状の撹拌機では、流速が強い為、液面計に保護管をつけてます。

・バクテリアの発生にて液面計フロートが固着しオーバーフローを起こしてしまう。

・C-Mixに変更し、ゆるやかに撹拌する事で、液面計の保護管を外す事が目的となります。

・従来はインペラ式撹拌機を使用しており、撹拌力が強く、液面が波打っていた。その為、フロート式液面計に保護管を設置する必要があった。

・保護管の内面に不純物(バクテリア類)が付着し、液面計フロートが引っ掛かり、誤検知する事があった。(13基タンクがあり、数か月に一度誤検知があった)

 

【導入効果】

・撹拌機を設置する事により、緩やかに撹拌できる事により、保護管を取り外す事が可能となった。=誤検知がなくなった。

・3月末頃~4月頭に取付けてからは誤検知等は起きていないとの事です。(約2ヵ月程度)

 

開発元「AQUATECHS - アクアテックス -」様

 開発元のAQUATECHS様のHPではC-Mixを分かりやすく解説した面白いイラストやマンガがありますので一度皆さまもご覧ください。

また、採用事例についても多数掲載されていますのでそちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

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